人生の第一義は、「自分の職業に精励し、それによって一家の生計を支える」とともに、「自分の持って生まれた素質、天分をなるべく十分に発揮し」「世のため人のために尽くすことにある」。偶然にめぐりあった仕事を天職だと信じ、使命感を持って仕事に専念することだ。高邁な志は、働く誇りと情熱の源になり、自己のポテンシャルを広げてくれる。国民教育の師父といわれた著者が若い人に語る人生の羅針盤。