「10分間腹をかかえて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感ぜずに眠れるという効き目があった」。重症の膠原病にかかったジャーナリストが、笑いによる自然治癒力の強化を確信し、病気を「笑い飛ばして」、死の淵から生還を遂げる。笑いや生への意欲などの積極的な情緒は、免疫機能を活性化させ、治癒力を高めるのだ。心と体のプログラムは一体で、自律神経系を介して相互作用していると言う例証にほかならない。