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心に響くこの一冊

『友がみな我よりえらく見える日は』


上原 隆 幻冬舎アウトロー文庫

 アパートの5階から墜落して失明した友、容貌にコンプレックスを抱いて20年近く一人暮らしを続ける女性、大手企業をやめ離婚後ホームレスになった中年男‥‥。身近でどこにでもいる「彼や彼女の生身の人生」模様。自分に対する過大な期待や思いこみを取り除き、現実をあるがまま受け入れる。それが心の平衡を取り戻す第一歩。萎えた心を支え、立ち直る手立ては自分流でいい。


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