経営・人事・法務大西マネジメント事務所
  HOME  >  心に響くこの一冊  >  ワイルド・ソウル   

心に響くこの一冊

『ワイルド・ソウル』


垣根涼介 幻冬舎文庫

  1961年、アマゾン奥地、クロノイテ。国の移民事業として日本から入植した地。だが、そこは農業に適さない密林。緑の魔境。募集要項に謳われた灌漑排水設備、家、開墾済みの畑など、どこにもない。すべてが大嘘。国家ぐるみの詐欺だった。あとは、地獄絵図そのものの出来。屈辱、貧困、絶望の中の死。―― それから40年後の東京。怨嗟を背負った男たちが、外務省と政府を敵に回し、奇想天外な報復劇の開幕。


前へ

『神々の山嶺(上)(下)』

次へ

『白洲正子自伝』