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心に響くこの一冊

『成人病の真実』


近藤 誠 文春文庫

  定期健診は人を不幸にする、と説く。そのこころは、症状がないのに「基準値外」と診断され、「病気」や「異常」のレッテルをはられる。その精神的ストレスが不調を招くから。そもそも、定期健診を受ければ健康になるとか、寿命が延びるという臨床データもないのだ。「生活習慣病」という用語にも異議あり。遺伝や老化現象、環境要因を無視しかねないから。健康幻想には安らかに生きていくうえでの背理が潜んでいる。


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