15回のマラソンレースで10勝の実績をもつ著者が、これまで“企業秘密”にしてきた練習ノウハウや練習メニューを一挙公開。マラソンは、自分の体と対話しながら、得意なレース展開を見つけ、つくりあげていく“頭を使うスポーツ”である。境界線を越えたとき、「何かに走らされていただいている」境地に至る、という。最終的に行き着くのは、「心の奥底からわいてくる感謝の気持ち」が人を走らせる、ということ。