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心に響くこの一冊

『日本の食卓からマグロが消える日』


星野真澄 NHK出版

  アメリカの科学誌「サイエンス」に衝撃的レポートが発表された。今のペースで乱獲と汚染が続くと、2048年までに食用可能な魚介類のほとんどが消滅するというのだ。事実、経済発展著しい中国が台風の目となって、世界の魚の流通が激変し、市場が再編されつつある。―― 1997年10月。萩・見島沖で、40キロ級の本マグロを釣った。こんなことも、40年後にはうたかたの夢となってしまうとすれば、余りにもさみしい。


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