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心に響くこの一冊

『生きること 学ぶこと』


広中平祐 集英社文庫

  父親からは、「独力で稼ぐことほどこの世で尊くて強いものはない」という人生への姿勢を学んだ。母親は、「考えることの喜びを身をもって教えてくれた」。素晴らしいものを創造するには、小さくとも成功体験を数多く積む必要がある。その快感が次の大きな創造を招き寄せることがあるから。ただし、素直で謙虚で素朴な心、「素心」を失わないこと。これがあらゆる創造の基盤となる。


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