商工業者が事業を行い利益を得るには、商才にたけるだけでなく、「仁義道徳」に基づくこと。そうでなければ決して永続するものではない。つまり、実業家も「人格を高める」必要がある。論語にはおのれを修め、人に交わる教えが説いてあり、論語は最も欠点の少ない教訓だ。したがって、経済と道徳の一致を勉むるために、常に「論語と算盤との調和」が肝要である。