中学受験を2度失敗。生死を彷徨う結核体験。阪大不合格。就職試験もつまずく。やっと入った会社は、給料遅配のオンボロ会社。京セラ、第二電電を創業した稲盛和夫さんの青少年時代は、挫折と苦難の連続だった。この逆境をいかに乗り越え、今日の成功を築いたのか。そこには、人生の師との運命的な出会いに感謝し、自らの信念を育み、全身全霊をあげて懸命に努力を重ねていく日々の軌跡しかなかった。