おそらく、日本のあらゆる採用試験の中で、最も厳密で苛酷な試験、「宇宙飛行士選抜試験」。最終選抜に残った10人の候補者たちのチャレンジ魂に肉薄する。宇宙飛行士になるということは大きなリスク――収入、生活、キャリア、そして命――を背負うことでもある。「どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす力があるか」。“人間力”を調べあげる試験だった。