「顧客の創造」「差別化戦略」「高い目標設定」といった用語が飛び交うが、ビジネス書ではない。マネジメント手法を教育の現場で応用、実践した人材育成法のエッセンスを綴っている。目標設定用紙に「書く」ことは、思考を整理し、気づき能力を高め、練習の質を上げる、という効用がある。しつけ、態度教育も疎かにしない。指導を受け入れるには、素直さが必要だ。「原田マジック」をビジネス界に“逆輸入”すべきだろう。