「時間の短縮と活用」には、まず何をやるかという優先順位の問題がある。この問いに対して著者は、「一番やりたくないこと」から手をつけるべきと答える。なぜなら、「やろうか、やるまいか」「やりたくないが、やらざるをえない」「やっぱりイヤだ、あとまわしにしよう」などという堂々めぐりの思考をバッサリ遮断できるからという。何事にも逡巡する凡人にはたどりつけない境地である。