昭和60年8月12日、“迷走”した日航ジャンボ機は群馬県御巣鷹山に墜落。520人もの尊い命が犠牲になった。この未曾有の航空機事故を素材にして、地元紙「北関東新聞」の総括デスクに就いた主人公の奮闘の日々を熱く描く。事故原因をめぐるスクープ合戦の極度の興奮と落胆がタイトルの背景にある。報道に携わる者の職業倫理とは。地元紙の存在理由は何か。ジャーナリスト魂を意気に感ずる。