「都落ち」という周囲の声に逆らい、東京から長野県茅野市にある小さな病院に赴任。膨大な累積赤字を抱え、いつつぶれてもおかしくない“おんぼろ病院”だった。それが、今では日本有数の長寿地域でありながら、医療費が低い、“魔法の病院”といわれるまでに。「待ちの医療ではなく、出ていく医療。患者、家族、地域の立場に立って考え、行動する医療」の実践。心温まる実例は、地方病院が生き残るためのよすがを提供。