経営・人事・法務大西マネジメント事務所
  HOME  >  新着情報  >  心に響くこの一冊  >  不連続殺人事件   

心に響くこの一冊

『不連続殺人事件』


坂口安吾 角川文庫

 流行作家として大活躍をした昭和22年、「愛好者諸氏とゲームを戦わすつもり」で一気呵成に書き下ろされた稀少な推理小説。ゲームの種は「戦争中考えていた」という。一癖もニ癖もありそうな文人たちが山奥の大邸宅に大勢集い、次々と殺人事件が起こる。FARCE=道化(混沌と矛盾と儚さをも秘めた乱痴気騒ぎ)の精神を指向する作者ならではの面目躍如たる自信作。難度の高い犯人探しに挑んでみよう。


前へ

『文芸にあらわれた日本の近代』

次へ

『問題構造学入門』