企業不祥事が起きたとき、経営トップが謝罪の記者会見をする。リスクマネジメントの観点からは、謝罪の成否は企業の生死の分起点となる。倒産にまで追いこまれる会社もあれば、一段とたくましくなって繁栄をつづける会社もある。危機管理に「手順書という意味でのマニュアルはない」と言い切る著者が、やってはいけない「お詫び」の実例を示す。疑似体験をして日頃から訓練しておくことも、決して無駄にはならない。