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心に響くこの一冊

『ノモンハンの夏』


半藤一利 文春文庫

  ノモンハン事件で、日本軍は壊滅的打撃を受けた。が、懲りることもなく、2年後太平洋戦争に突入し、同じ誤まちをくり返したのはなぜか。“日本人固有の何か”が暴走の誘因となっているのか。司馬遼太郎さんは、「日本民族はテンションの民族」「その狂気の部分だけを引き出すアジテーターが出てくると、現実から遊離しちゃう」と指摘。情緒やその場の空気に支配されやすい先天的体質にも自戒の目を向ける必要がある。


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