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心に響くこの一冊

『無能の人・日の戯れ』


つげ義春 新潮文庫

  私小説ならぬ私漫画の傑作集(実際、作者は私小説しか読まないらしい)。注文がとだえ、貧窮にあえぐ漫画家。いつもゴロゴロ、自堕落な生活。当然、女房は不機嫌になり、「虫けら」と罵られる。中古カメラ屋や石屋などを思いつくが、目ろみははずれる。商才がないのだ。それでいて主人公の心は荒んでいない。自虐的で妖しい魅力を湛えたつげワールドは、自営業者を虜にする。


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