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心に響くこの一冊

『冤罪 ある日、私は犯人にされた』


菅家利和 朝日新聞出版社

  冤罪。辞書によると、「何もしていないのに、罪があるとされること。無実の罪。ぬれぎぬ」とある。菅家さんは、「足利事件」で冤罪により17年半の生涯を奪われた。プライバシーも暴かれ、両親の死にも立ち会えなかった。自白偏重の思想とこれにもとづく公判手続き。虚偽の「自白」による有罪判決を導く病巣である。今回は、これに誤ったDNA鑑定が加わった。菅家さんの手紙は、稚拙だが無実を訴える悲痛の叫びだ。


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