社会に生き、人と交わるためには、コミュニケーション能力は不可欠。この能力は、“技術”であるから、気づきと訓練次第でうまくなれる。本書では、「理解する能力(よむ)」「思考する能力(かんがえる)」「伝達する能力(かく)」の各分野について、その道の達人に語らせている。冒頭の、創業経営者は“出逢い”と“運”の不思議さをよく考え、運の処理に熟達しているという分析は白眉。得意淡然、失意泰然と同趣旨だろう。