経営・法務・人事大西マネジメント事務所
  HOME  >  新着情報  >  心に響くこの一冊  >  東京下町物語  

心に響くこの一冊

『東京下町物語』


清水一行 光文社文庫

 筆記具メーカーの三代目若手社長は、遺書も残さず忽然と自殺する。中小企業における世襲制の是非、とりわけカリスマ的ワンマン経営者からの事業継承はどうあるべきかについて、一石を投じる作品。同族経営の功罪は相半ばするが、血族間のしがらみという悪い面が露呈したケースとして教訓にできるのではないか。これだけの条件が揃えば、経営トップでさえ自殺に追いこまれてしまう。


前へ

『バリューシフト 企業倫理の新時代』

次へ

『やる気を科学する』