経営・法務・人事大西マネジメント事務所
  HOME  >  新着情報  >  心に響くこの一冊  >  価格破壊  

心に響くこの一冊

『価格破壊』


城山三郎 角川文庫

 今や再建を模索中のダイエー創業者中内さんをモデルにした、ラジカルで元気のいい小説。消費者のための“価格破壊”という理念は高尚なものであった。ただ銀行からの借り入れについては、「日銭のあがる商売だ。返すのに苦労はない。利子はつくが、それ以上にどの店も地価の値上がりで不動産価値が増えていく」という借金哲学を披瀝。この基本戦略が、やがて足枷となってくるのだが。


前へ

『火の粉』

次へ

『旅する巨人』